自然栽培は「放置」ではない|手を入れない農法に必要な“判断力”とは
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自然栽培は「何もしなくていい農法」だと思っていませんか。実際に始めてみると、手を出すべきか迷い、不安になる場面は少なくありません。 虫が出た、草が増えた、生育が遅い。そのたびに「これは失敗?」と悩むのは、自然栽培に真剣に […]
新潟の奥阿賀で、山間の棚田にてコシヒカリと亀の尾を、農薬や肥料を使わずに栽培しています。稲架掛け、天日干し、唐箕や千歯こきなどの伝統的な道具を大切にし、自然界に存在する磁力を整えるといった、見えない自然の力を活かす「カタカムナ農法」を採用しています。令和6年度には、阿賀町綱木にて一町分(12反、約3,600坪)の田んぼに作付しました。また、阿賀町中ノ沢では、不耕起栽培による野菜畑で固定種に力を入れて栽培しています。いずれも自然農法を基盤にした取り組みです。 この田んぼや畑には、山の冷たい最初の湧水が注ぎ込み、里山の最奥地で栽培が行われています。特に稲は、花崗岩質の土壌と、昼夜の寒暖差が20度以上ある地域特有の気候条件により、美味しい米に育つ環境が整っています。